価格 :\ 2,239 (税込)
歌手 :Phil Spector
発売会社 :EMI
評価 :★★★★★ ( 6 のレビューがあります)
ジャンル :CD
ASIN :B000003BDM
間違いなくおすすめのボックスセットです。先日改訂版が出版された『フィル・スペクター 蘇る伝説』と併せれば楽しさ倍増でしょう。大滝氏のおっしゃる通りで、「スペクターが奇人で事件を起こしたとしても、その作ったレコードには何の関係ない」ということです。個人的にはCD 1がしびれました。ここで初めて聴けた曲が多く、もう感動の嵐。そして1曲選ぶとすればCD 3の"BLACK PEARL"です。本でもかなりプッシュしておりました。ポップ・ミュージックの神髄がここにあるといって間違いないと思います。おまけとして、クリスマス・アルバムのライナー・ノーツを拡げるとサンタになったスペクターのポスターになります。
★★★★★ご存知 スペクターの代表曲オンパレードです。まだ本国での「殺人容疑の裁判」が結審していない現在、当分この手のボックスは再発見込みは無いと思われます。但し1960年代前半の大変貴重な楽曲が多く含まれて居ますので単発での発売は今後も出てくるものと思われます。(あくまでも私見ですが・・。)それから”ウオール・オブ・サウンド”は良く”エコーによるサウンド”と言われる方がおりますが、これは当時の16トラックくらいの少ないトラック数のレコーダーでワントラックに同じ楽器を同時に鳴らして録音、これを重ねてモノラルトラックにしている訳であり、決してエコー等のエフェクターによるものではありません。この事はモノラルのアナログ再生機で聞かれると良く判りますので機会があれば試してみて下さい。(アナログのモノラル再生機なんぞ持っている人は少ないかもしれませんが・・・。)
★★★★★オールディーズマニアの僕にとって、フィル・スペクターのヒット曲が勢揃いしているこのボックスセットは夢のような商品だ。まずディスク1から捨て曲がない。テディ・ベアーズもクリスタルズも実に素晴らしい。ディスク2はロネッツの曲が11曲も入っているがいいものはいい。そして何よりディスク3!これがまことに素晴らしい。ライチャス・ブラザーズが抜群にかっこいいし、何より9曲目の「ディス・クッド・ビー・ザ・ナイト」が最高!ハリー・ニルソンが書いた名曲に、フィルが分厚い伴奏をつけて、モダン・フォーク・カルテットがかっこよく歌っている。この曲を聴けるだけで幸せ。この曲はこのボックスセットにしか入っていないので買って正解でした
★★★★★このボックスセットは4枚組ですが、そのうちの1枚は『A Christmas Gift To You』をそのまま収めたものなので、実質的には3枚組です。で、その3枚各々の1曲目にびっくり。「To Know Him Is To Love Him」「Be My Baby」「You've Lost That Lovin' Feelin'」。そう、全部全米ナンバーワン・ヒットなのです。もちろん、3曲以上の全米No.1を出していればそういう曲順は可能なのですが、このボックスセットはちゃんと発表順になってるんですよね(一部例外あり)。にもかかわらず各ディスクの1曲目が全米No.1になっちゃうんだから大したものです。しかし、フィル・スペクターのヒット曲が手軽に聴けるCDがこのボックスセットだけというのは寂しいです。「スペクターに興味はあるけどボックスセットに手を出すほどじゃないなあ」という人も結構いると思うんですよ。そういう人の為に1枚に圧縮した入門編も出したらいいのにと思うのは私だけでしょうか。
★★★★★ 大滝詠一のナイアガラサウンドの元ネタここにあり、と言うのは、大瀧氏本人が語っている有名な話です。大瀧氏独自のアレンジ技の幾つかは、「ウォール・オブ・サウンド」と呼ばれるこのCDに収録されているヒット曲を解析した結果産み出されたものなのです。
Phil Spectorは、1950年代末から60年代半ばにかけてヒット曲を連発した、伝説的な天才プロデューサーです。彼のトレードマークとなった「ウォール・オブ・サウンド」は、多重録音が余り一般的でなかった当時、楽曲のアレンジ段階で常識では考えられないような様々な工夫を凝らすことで実現されていました。中でも驚くのが、Bassを二本同時に鳴らし、それを五度でハモらせる技です。これによって、低音域をふっくらさせ、華やかなパーカッション、派手目のドラミングと合わせて、分厚い音と、独特の熱いグルーブ感を作り上げることに成功しています。
このCDは、Phil Spectorが手がけたほぼ全てのヒット曲を、彼と彼の当時の相棒エンジニアの二人で、わざわざモノラルでリマスターしたアンソロジー盤です。内容は、ベストヒットCD三枚と、傑作クリスマスアルバムとして今でも売れ続けている1963年の「A Christmas Gift For You From Phil Spector」の計4枚組+大判解説本という構成になっています。 モノラルにちょっと違和感があるかも知れませんが、AMラジオ全盛だった今から40年前から30年前の作品を聞くには、この方がプロデューサーの意図には忠実なのかも知れません。万人向けではありませんが、オールディーズに興味がある人や、大滝詠一のルーツ、70年代、80年代のPOP Musicの源流が知りたい人には、お薦めです。