価格 :\ 1,575 (税込)
著者 :と学会, 山本 弘, 志水 一夫, 皆神 龍太郎
発売日 :1997-03
発売会社 :洋泉社
評価 :★★★★☆ ( 8 のレビューがあります)
ジャンル :単行本(ソフトカバー)
ASIN :4896912519
私は超常現象については、自分自身で確認できるまでは100%肯定はできないのですが、特にかなり怪しいと感じるものについては、この本で取り上げられている検証がとても参考になりました。一部には批判材料が比較的乏しいのに強引に否定しようとしているにように見えるトピックもありましたが、それらはおそらく、逆に強引に肯定しようとする人たちへの反発でもあるように感じました。大きなウソをついた人が多少もっともらしいことを言っても「どうせウソだろう」と思って切り捨ててしまう心情になるのも無理もないことだと思います。
私の場合、80%疑わしくても、どこか引っかかるところがあれば、それはペンディングして自分なりに未解決の分野に入れておくので、すぐに肯定・否定を決められないこともありますが、と学会のような方たちの「疑う」精神は、自分も常に忘れないようにしておきたいと思っています。新聞やテレビの報道と同じように、情報を提供する側の視点に影響されて、うっかり肯定や否定の色メガネで見てしまう危険性もありますので、常に客観的で理性的な姿勢を忘れず、同様に直感的な感性も重視して超常現象をとらえていきたいと思います。
超常現象を全く疑うことなく信じている人たちの中には、否定派に対して激しく反発する人たちも少なくないようなので、否定的な視点の本は、どちらかというと嘲笑めいた意地悪な見方のような書き方がされることも目立ちますが、肯定派の人たちがもう少し冷静に理性的になってくれれば、もっと建設的な賛否両論の話し合いができ、ノーベル賞受賞者の科学者ボーム博士の唱えたような究極の直感の大切さについても、落ち着いた心境でとらえることができるようになるのではないかと思います。
ただ、超常現象肯定派の中には、誤った情報と知りつつも商売に利用している人たちもいるようなので、この本のようにエンターテイメント性でアピールしながらより多くの読者に強く警告するやり方も効果的であると私は思います。
UFO、心霊現象、超能力、歴史ミステリー・・・と、超常現象として
昼のワイドショーや夜のスペシャル番組で取り上げられた99の事象を、
論理的・科学的に喝破していく本です。
99も揃えたもので、1ツ1ツについての論説は短いので、幾分深さが
足りないモノもありますが、基本的には、「冷静に考えたら、それは
やっぱりオカシイよな・・・」ということばかりです。
ただ、誤解してはいけないのは、著者グループは、「超常現象」を全否定
している訳ではなく、「あるかもしれないし、それじたいは否定しない」
しかし「デタラメ・インチキは許さない」スタンスであることです。
(結局殆どがデタラメ・インチキだから、性質が悪いのですが)
だから、なんでもかんでも「プラズマ現象」で片付けて、超常現象を
全否定する科学者に対しても、皮肉たっぷりの論説を行っております。
小・中学生時分に、ドキドキ(?)しながらワイドショーやスペシャルで
超常現象特集等を見ていた方々には、暇つぶしにはもってこいの、
とてもお勧めの本です。(筆者はトイレの常備品としていて、非常に有効に
機能してくれました)
あー、あったあったこういう伝説、と懐かしいものから、
へぇ、こんな伝説があったんだ、というものまで、
99の伝説とその真相が紐解かれている。
ひとつひとつの伝説について、それほど深く突っ込んで
書かれているわけではない。
差し詰めトンデモ伝説図鑑といった趣だが、
各伝説ごとに参考文献が挙げらているので、興味を持った
書籍を取り寄せてみるもの面白い。
もっとも、絶版になってしまっているものも結構あるが。
それにしても、昔ほど、超常現象にワクワクしなくなって
しまった。
ちょっぴりさみしい。
子供の頃、UFOや心霊写真に興奮していた僕らオトナは笑いながら、いや懐かしく読める。
昭和のノスタルジーを感じながら思い出に耽るのも良かろう。
仕事等でストレスを感じ、何も考えたくなく時間を潰したい時、例えば飛行機の中などで読むと良いのではないだろうか。
星3つは別に低評価ではなく、マニアックなので一般大衆にはお薦め出来ないしと思って。
昔、SFオカルト好きだったアナタの暇つぶしにどうぞ。
すでに初版後7年が経過しているが、全く古さを感じさせない。
なぜって、超常現象を無責任に流布するTV番組や書籍の類は相変
わらずなのだから。でもそうした番組や書籍を生真面目に非難する
ことがこの本の目的ではない。だって、もしそういうものが無くな
ったらこうして笑い飛ばす楽しみがなくなっちゃうでしょ?
と言うわけで、この本はトンデモない話に「そんなことあるわけ
ないだろう」と一喝するのではなく、証拠を集め、一つ一つ科学的
に検証してきた先人達の苦労をしのび、その過程を知的なゲームと
して楽しむことの出来る人のための本です。
勝負の行方が最初からわかっていてもその過程をを楽しむ、そう、
優れたプロレスファンのような楽しみ方がオススメ。