価格 :\ 2,100 (税込)
著者 :伊藤 守
発売日 :2002-07-24
発売会社 :ディスカヴァー・トゥエンティワン
評価 :★★★★☆ ( 29 のレビューがあります)
ジャンル :単行本
可能時期 :通常24時間以内に発送
ASIN :4887592051
結局コーチングという名を使ったカウンセリングの応用(?)。
コーチング・フローなどはまさに問題解決型カウンセリングだし
傾聴その他のスキルやアサーション的な発想が随所に見られる。
古いものに新しいラベルを貼って売るのはコンサルがよくやる手
だが、まさにそれ。
わかりやすさのためかもしれないが、
広く?浅い知識が羅列してある印象で
内容面も物足りない。
例えば、コーチング・スキル獲得の前提として
POS(個人的なOS:個人の考え方の前提、基本姿勢的なもの)
の変化が前提だとあるが、これほど難しいこともないだろう。
しかし、その手法はほとんど書いていない。
「コーチングとは、会話を重ねることを通して、相手に、
目標達成に必要なスキルや知識を備えさせ、目標に
向けての行動を促していくプロセス」と言い、行動を
起こさせることの重要性を説いている本なのに、である。
つまり言っていることと、やっていることが違う。
また
コーチは人の内面ではなく行動を起こす環境を変えるのだ、
と主張しながら、POSの変化を主張するが、それはまさに内面
であり個人的な問題であろう。
言っている事も矛盾している。
新しい概念だと思い手に取った人間には物足りない。
全体としては残念な本。日経文庫の入門書のほうがマシ。
「人はどのような動機で行動を起こすのか?
どのような条件が揃えば行動を変えるのか?」
何とワクワク、ドキドキするテーマではないでしょうか。
二○世紀における最大の発見が
「我々が心のあり方を変えることができることに気がづいたこと、
そして、心のあり方を変えることで、行動を変えることができることに気づいたことである。(ウィリアム・ジェームス)」(P117)
であるならば、この本からの私の最大の驚きは
「オートクラインとパラクライン」
「話してはじめて自分が何を考えているかがわかる」(P95)とそれを示すP97の図です。
「会話」についてのイメージが大きく変わります。
読みやすい。それでいてコーチングのポイントをシッカリ捉えている。読んでいて納得できる。使えそうな箇所に付箋を付けていったら付箋だらけになった。
★★★★☆ 「一方通行ではなく、双方向でアイディアを出し合い、それを検討する。行動に移すためのアイディアもまた双方向のコミュニケーションから生み出す、この一連のプロセスをコーチングといいます」とあるように、コーチングは「教える」のではなく、「自発的な行動を促す」コミュニケーション手法の一つです。
コーチングは、目標を明確化し、さらにそれを達成するための行動を明確することを通して、目標達成を促すことができます。
本書にはそういった、コーチングとはどのようなものかから、基本やスキル、導入の仕方までを解説しています。
本書を読むことで、コーチングに関する知識は一通り身についてしまうと思います。
しかし、コミュニケーションの一つであるだけに、本で学ぶのには限界があると思います。
本書で伊藤氏が薦めるように、自分にコーチをつけるのはとても効果がありそうです。
各章ごとにポイントレビューがあり、また最後についたコア・コンピテンシーもついているため、とても親切ですが、内容が充実しているため、コーチングを知らない方が一度読んだだけでは整理が難しいかもしれません。
コーチングを身につけたい方にお薦めです。
コーチングの第一人者ということであり期待して読んだが、それほど得るものはなかった。内容は主としてコーチングはどのような考え方で行なうか、コーチングはどうあるべきか、というコンセプトが述べられている本であると思います。
しかし、理論的な背景が豊富にあるわけではなく、説明されている事例が特に面白いわけでもない。
よいところがあるとすれば、参考資料「コーチのコア・コンピタンシー」の10ページだけではなかろうか、
この本を買うなら、より薄くて理論的な背景もある「コーチング入門」を買うほうが良いと思う。