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自分の頭と身体で考える (PHP文庫)

自分の頭と身体で考える (PHP文庫)

自分の頭と身体で考える (PHP文庫)価格    :\ 540 (税込)
著者   :養老 孟司, 甲野 善紀
発売日  :2002-02
発売会社 :PHP研究所
評価    :★★★★☆ ( 6 のレビューがあります)
ジャンル :文庫
可能時期 :通常24時間以内に発送
ASIN   :456957694X


「自分の頭と身体で考える (PHP文庫)」

のカスタマーレビュー

★★★☆☆ 

周囲に流されずに、きちんと考え、自分のスタンスを作り上げてきたことが、最も参考になる。

 好きな二人の対談なので、読んでみた。
最近、タイトルどおりのことを、考えさせられることも多いし。
いかに自分で考えるか。考える為に読むか。
それぞれの書籍を結構読んでいる。
考えさせられる点は多いが、少し細切れな感触もうけた。
対談は、こうした感触の本になることが多い。
なので、仕方ないのかもしれない。
経験豊かで、周りに流されることなく、確固たるしかし
柔軟な自分の考えを確立されてきたお二人の考えは、読んでいて気持ちいいので、読む価値はある。
ただ、僕は読み返しはしないと思うので、星は3つにしておく。

★★★★★ 

素晴らしい対談

 植島氏「僕はあまり対談が好きでない。いくら面白い
組み合わせでも、話し言葉のせいか、相互に遠慮がある
せいか、なんとなく内容がスカスカな感じがするからだ。
普通の対談は1+1が2にもならない。しかし、本書の二人
の組み合わせは例外だろう。・・・」

なるほど。確かに遠慮もあるし、落ち着いてまとめる
ことが出来ない、流れの中で言葉を連ねていくので、
どうしてもスカスカ気味になるのだろう。養老さんと
甲野さんは、それだけ凄いという事だろう。

話の引き出しが、しっかりしている、安定している
ような印象を受けた。養老さんは昆虫や解剖学の話に、
どんな話題からでも関連付けて、面白く話すことが出来る。
甲野さんも、どんな話題からでも武術や身体の話へ絡める
ことが出来る。その分野を、深く時間をかけて見つめてきた
からこそ出来る芸当だろう。

★★★★☆ 

頭の使い方、身体の使い方

 「専門は?」と聞かれれば、
どちらも「身体のこと」と答えるであろう、
解剖学者・養老孟司氏と武術家・甲野善紀氏の対談集。

こうしてお二人を並べると、
不思議な組み合わせだなあ、という感じもしますが、

基礎体力とは、
「筋力や心肺機能といったいわゆる体力なのか、
それとも身体運用法の巧みさなのか」と問う甲野氏と、
「僕は科学は信じてませんよ。科学は方法論ですから」
と述べる養老氏の話は、
頭と身体を「どう使うか」という点において重なります。

遠慮も壁も感じさせない、
しっかりかみ合っている良い対談集だと思います。

★★★☆☆ 

“判断基準は個人の美意識”、これすごくわかる

  「解剖」と「武術」という、ともに“身体(からだ)で考える”ことを知っている二人の対談。 養老先生からは溜飲が下がるような名文句が続出。曰く、
“後になるほど良くなるという進歩主義は怪しい”
“世界中の問題にすぐ首を突っ込みたがるのも、世界にまったく関心がないのもアメリカ人”
“なぜか最も反体制的なものが、体制的になる”
“「ウォー・マニュアル」を「日米防衛協力ガイドライン」と訳すのは新聞の詐欺”
“人の人生ってせいぜいテレビゲーム程度の複雑さ” 二人の共通の敵は日本の共同体であるが、一番共鳴したのは、“今の世の中、判断基準は法律やら規則じゃなく個人の美意識”って甲野氏の言葉。“全ては自分自身のため”ってのもそう。世の為、人の為っていいながら、世のせい、人のせいにするのが日本共同体だから。 この本、「こういうまともな考え方をする人たちもちゃんといるんだな」って、少し救われる気持ちになれる。

★★★★★ 

スラスラ読める!バカの壁よりこれを読んで

 僕は、一昨日にこの本を買って、すぐに読みきってしまった。他に読む本が目の前にあるのにすぐ、新しい本に飛びついてしまうという悲しいクセでつい買ってしまった。買った直後に思ったこと。それは『読まへんかもしれへんなぁ』。せっかく買ったからと、電車の中で読んでみると、スラスラ読める。『これはいける。読みやすい。おもしろい。』と思い、大学のプレ卒論の中間発表を控えているのに、ついつい、それをなおざりにして、読んでしまった。無事、中間発表も書けたが、とにかく、面白かった。内容で興味を持ったことの一つは、『ナンバ歩き』。これを読んでいたら、ちょうど、テレビでそれを紹介していてびっくりした。中には、『それをあえて、説明されてもこまるなぁ。俺が考えてる方やからかもしれへんけど、それは当たり前やからなぁ。』ということや『それは間違ってるんちゃうかなぁ』ということもありましたが、日本社会について、さまざまに考察するところや、養老氏が東大を辞めた理由、目と耳の比較などいろいろ興味深いことが書かれていて楽しかった。僕が養老氏の本を読むのは『唯脳論』に引き続いて、2冊目である。養老氏の本を読んで、思うのは『頭がキレル』『冷たい』の2点である。その社会に対する情熱の薄さや人間に対する冷たさが垣間見えるときに、イヤになるのだが、全体としては、おもしろくて、自分にとって得るところが良かったので、星は4つか5つか迷ったが5つにした。今、『バカの壁』がまさに『バカ』のように、売れているようだが、養老氏もこちらの方が10倍以上は真剣に語っていると思われる。ぜひ、こちらを読んで欲しい。