価格 :\ 1,680 (税込)
著者 :ヴァジム ゼランド, ほおじろ えいいち
発売日 :2006-12
発売会社 :徳間書店
評価 :★★★★☆ ( 11 のレビューがあります)
ジャンル :単行本
可能時期 :通常24時間以内に発送
ASIN :419862268X
この手の本を読むのは初めてです。ロシア翻訳と言うこともあって少し読みにくいリズムになっているので4つ星にしました。
この本は得るものが多く、読んでみて本当によかったです。
まさに『目から鱗』という感じです。
ナポレオンヒルなどの本によく書かれてある甘い精神論的な内容の本ではなく、
運気の構造をリアルに捉えることができる内容で、、この本ですべての謎が解決できました。
善行をして努力をすればいつか必ず報われると思い込んでいた私にとっては、とても衝撃的で、現実を見せつけられ愕然とし腹が立ちました。
しかし、よく考えてみればたしかにこの本の言う通りで、努力家や真面目な人、自己反省する人、正義感の強い人、感受性の豊かな人などに
なぜか不運な人が多く、そしてその原因は感情エネルギーが振り子によってかき乱されてバランスを失うから、ということ。
結局、売れっ子芸能人みたいに、何も考えず、ノホホ〜ンとのんだんくらり的に生きて、
ずうずうしくてふてぶてしくて鈍感でナルシストで、ジコチューで、
他人の気持ちに疎くマイペースで良心の呵責など微塵もない人に、開運の女神は微笑むってことなんですよね。
不運な状況に追い込まれた時、そこから脱出する唯一の解決法は、感情を持たず無感情で淡々と目の前の仕事を冷徹にこなし、
邪魔者や劣等感には無反応で対応するのが一番で、それしかないということなんですね。
人間の感情の質や程度に応じて、シンクロニシティ現象が起き、幸運に恵まれたり、不運に見舞われたり、ということは、
うすうす感じてはいましたが、科学的に説明されることで、すんなりと納得できました。
うまく説明できないけど、すべては振り子の原理で、感情が振り子に触れることで、エネルギーが乱され、それに応じた現象が起きる、ということなんです。
より重力に引き寄せられやすいのが、強い感情、と例えて考えると理解しやすいかな。
嫌な予感がよく当たる人は、嫌な予感を意識しないように心がけるべきですね。
意識したら終わり、だから意識しない、見て見ぬふり、それが一番ってことで・・。
瞑想やヒーリングがなぜいいのか、も、この本を読んで理解できました。これらは感情を揺らさず何が起きても平然と無感情でいられる訓練なんですよね。
もちろん無感情になれば、潜在意識の声も拾いやすくなる、という利点もありますけど。
要するに感情を持たず、嫌なものを見ず(見てもスルーする)、自分が今いるセクターにネガティブなものを取り込まない、
感情を持たないからエネルギーも乱れない、だから悪いことが起きない、ってことなんです。
嫌なことがあったら、悲しまず、腹を立てず、できるだけ嫌な現状を無視して、無感情にする。
いいことがあったらあったで、それを特別視して狂ったように大喜びするんではなくて、
『まあこのくらい当然、予定通り、幸せになって当然、ラッキー』
程度に、心を穏やかにひそかにほくそ笑むくらいに止めておいたほうがいいってことなわけです。
だから感受性の強い人は不運な人が多いんですね。
不運な人は、とりあえず喜怒哀楽は、幸せになるまである程度封印しておいたほうがいいですね。
とくに、人間が持つ感情で、運気にとって一番最悪なのが『自暴自棄、劣等感、不安』
だということを、この本を読んで感じました。
また、生まれた時からなんの苦労もせず、楽しいものだけを見て育ち、嫌なものも見聞きせずに育てば、不幸になるわけがないってことなんです。
だから不遇な環境にある人は、感情を揺らされることが多くなる分、人より不利なわけで、自ら悪いものをひきよせる重力源になってしまい
それによって悪循環に陥り、また振り子に振り回されるから、突発的な不幸にも見舞われる・・。
たしかに不公平で理不尽ですけどね。
内容がごっちゃになってしまったけれど、要するに、これらは2つの側面から成り立っていて、
『ネガティブな要素を見聞きせず自分の意識に取り込まない』、『感情エネルギーを揺らさない』、ということ。
ネガティブな要素を取り入れれば、自然と意識する羽目となり、だから頭の中のネガティブなことやセルフイメージ、が、現象として現れてしまう。
不幸な経験をすでに体験しちゃった人は、嫌な過去を忘れ無感情になることができれば、あとは前向きに淡々と目的を目指すことで大丈夫ですね。
2冊目では、それがどういう形で今いるセクターから次のレベルのセクターに移っていけるのか、
また不幸どん底の人は、どのようにすればそこから抜け出せるのか、ということと、その仕組み、などが詳しくわかります。
また、神や守護霊と言われるモノの正体がなんであるのか、ということもこの本を読めばわかります。
個人的には、この本より、後編である2冊目のほうが、より実践的でよかったです。
1冊目が運の原理と解明、2冊目が具体策、という感じ。
ただ、どちらも難解であるため、前編であるこの本から読まないと、理解できないかも・・。
もっと斬新なこと書いてあるのかと思いましたが、要するに「どうすれば良いか」の部分は、
同種の本とまったく同じです。
例えば、物事のポジティブな面にフォーカスするとか、人生にはバランスが必要というような事です。
その上で、思考そのものがエネルギーを持ち直接現実を変えうると主張しています。
いろいろオカルトっぽい理論が炸裂していますが、この辺は証明も否定も不可能な領域ですので、
そういう見方もあるんだなと思えばいいんじゃないでしょうか。
著者は衝撃的な内容と思っているようですが、散々言い尽くされた人生訓と内容は同じですからね。
まるで、新しい掛け算の計算方法(結局答えは同じだけど)を説いているような本ですよ。
本書の内容を手短に言えば、「心の物理学」というところかな。
結論として言っていることは、巷の成功法則とか精神世界や心理学の類の書籍で述べられていることと大して変わったところは無いけれど、結論に至るまでの物理学的な解釈が非常に斬新だ。この手の類の本は(当たり前ですが)殆ど全て文系的なアプローチで書かれているので、本書の如く理系的アプローチで説明されると、今まで表面的にしか理解できてなかったことが一挙に腑に落ちる・・・というか理解が浅かったのかと痛感させられた。
もっとも物理学の言葉や概念を多用して説明しているので、理系出身の人間で無いと、この本は何のことやらとなってしまったり、理解がいま一歩となってしまう可能性があるのが欠点かもしれない。
しかし、こういう類のテーマについて、物理学的なアプローチで上手く説明がなされている点は非常に素晴らしい。まあ、理論的に正しいか否かやうん臭いかどうかは別問題として、考え方自体は結構応用が効きそうなので、実用学としては非常に優れていると思う。
本書は読み手を選ぶため人により当たり外れが大きいように思われますが、当たれば非常に大きい/嵌るので、その意味では一読の価値ありだと思います。そういう訳で、個人的には五つ星なのですが、4つ星評価としてます。
さすが船井氏が薦めるだけあって、およそ非科学的な本。量子の世界が現実の世界に適応できないことはわかりきっていることなのに中途半端に説明して終わっているのは、エセ科学といわざるを得ない。また、ロシアの本は、こういう書き方が一般的なのかも知れないが、内容がうすーく展開されているので読了するまでイライラした。その上、全訳ではないらしいので本当の内容とどこが変更されているのかわからないから、ドキドキする。
欠点はいっぱいあるが、それを補ってあまりある内容を含んでいる。世の中には「振り子」と筆者のいう想念の集合体があり、それは人がポジティブに考えようが、ネガティブに考えようが波長が合う人からエネルギーを奪い取る。振り子を乗り換えることを意図的に行うことで人生を各自の望ましい方向にもっていこう、という考え方はすごい切り口だと思う。
振り返ってみると、ソートフォーム、ミーム、神々といった概念でバラバラにあったものを「振り子」という概念で一般化し、その扱い方を統合化している。今後のスピリチュアルの世界に足跡を残す本だと思う。