価格 :\ 735 (税込)
著者 :木下 是雄
発売日 :1981-01
発売会社 :中央公論新社
評価 :★★★★☆ ( 30 のレビューがあります)
ジャンル :新書
可能時期 :通常24時間以内に発送
ASIN :4121006240
作文技術論の本としては優れた本である。
明確なる目的を持って作文を作ること。
いかに読者に理解させるかに論点がおかれている。
ただ、例題が難解なのがやや難点か。
他人が書いたレポートや報告書を読んで感想を求められたとき、「日本語がひどすぎてよく分からなかった」と言って、相手を傷つけてしまうことがある。言われたほうからすれば、「日本人なのに、日本語について非難されるなんて……」と思うのかもしれない。しかし、これは誤解だ。なぜなら、
a)日本語で文章を書くことと、ただ日本語を話すこととは違うから、
b)きちんと訓練をしないと、上手に文章を書けるようにはならない
からだ。
この本には、日本語できちんとした文章を書くために必要な技術が、あますところなく紹介されている。一度読めば、「書くこと」に対する考え方が変わると思う。
類書は多いですが、この本の完成度は抜群です。
レビューのタイトルに挙げたとおり、述べられている内容と、著者自身の文章が矛盾していません。「分かりにくく書かれた作文技術」という冗談のような類書がありますが、この本は本当に分かりやすい。
書かれている内容は、きちんと「技術」として整理されています。心構えを並べたものではありません。
あえて難点を挙げれば、初版から30年近く経っているにも関わらず内容の改訂が無いことでしょうか。現代の文章作成は、コンピュータを利用してデータ・情報を集め、文書化するものですが、このスタイルについては述べられていません。読者自身による工夫が必要なところとして残されています。
→打ちのめされました
読後感を例えて言うのなら
イチローと対峙し
100球投げた球を100球全部打ち返された
「草野球の投手」の気持ちに
似ているかもしれません..
→「文を作る」という技術が
緻密に緻密に書かれています
しかし、難解ではありません
むしろ、簡潔に説明されています
→「文は短く」「主語は明確に」
「能動態で」「誤解を生まないように」
「事実と意見を混在させずに」
「まぎれのない文を」..
簡単なようで難しい
これらの技術とその習得方法について
徹底的にそぎ落とされた言葉で
語られています
→イチローは言いました
「難しいことを、簡単なように見せて出来ることがプロだ」と
この線で言えば筆者は紛れもなく、
「難しいことを、簡単なように説明できる作文技術のプロ」です!
多くの野球ファンがイチローに憧れるように
多くの読者が筆者に憧れることは間違いありません!!
巷に作文技術本はあふれているが、この本以上の出来のものはないと思う。
20年以上前にこの本にふれてから何度も読み直してきたが、なくしてしまったので今回
買い直した。58刷であった。いまだに読みつがれているのだと実感した。
内容はおおかた頭に入っているつもりだったが、それでも買い直したのは、木下先生の
メモをリファレンス用に手元に置いておきたかったからである。頭から読み直した改めていかに触発を受けたかを再感した。木下先生は私の文章をどう修正してくれるだろう?