価格 :\ 420 (税込)
著者 :沢木 耕太郎
発売日 :1994-04
発売会社 :新潮社
評価 :★★★★☆ ( 9 のレビューがあります)
ジャンル :文庫
可能時期 :通常24時間以内に発送
ASIN :4101235082
この巻から本格的なバスの旅が始まります。
今までの滞在型の旅から移動を中心とした旅に変わったように感じました。
パキスタン、アフガニスタン、イランと移動して行きますが、特に今は行くことすら難しいアフガニスタンの部分は興味深く読めました。
また、それぞれの国の雰囲気の違いが伝わってきました。
シルクロードというと司馬遼太郎などが描いた草原の風景が
目に浮かんだが、内容は違っていた。もっと埃っぽい風景が
描かれている。現在ではこの様な旅ができない危険な場所だが
人間性にあふれていた時代もあったのだと改めて現在の悲惨な
状況にこころ苦しくなる。
冒頭インドに戻ってくるところから始まる。
3巻から読むとこの冒頭は凄くホットした気にさせられる。
それは、いろんな喪失感や体調の不具合から自分自身が
開放させられてたような気にさせられる。
この巻では、パキスタンやアフガニスタン、イランを巡るが
自分だったらまずここは避けて通るだろう。
一難去ってまた一難という体験をしたくないからだ。
沢木にとって旅は生き様なんだと考えさせられる一巻。
深夜特急の内容はもちろん素晴らしいのですが、この本の表紙の絵が素晴らしいです。
1〜6の表紙絵の中でこの4がイチバン好きです。この絵を見ると、パキスタン北部のポプラ並木や中国奥地の柳(シルクロード特有の種類)の並木を思い出します。
この本を読んで旅に出たくなった方は、ぜひ思い切って旅に出ると良いと思います。この本を読んでというわけではないのですが、私も世界一周したクチです。欧米は高くつきますが、アジアならかなり安く済むはずです。
私はこのような旅はできない(というかそこまでしたくない)へなちょこなんですが、読んでいるとやはり面白いです。
夜、窓のバスから見る風景に、テヘランの街が現れる場面は美しいし、そんな光景を見てみたいとも思いました。女のバックパッカーもいるしバックパッカーやらない男もいるので単純に男女分けはできませんが、どちらかというとこういうのは、青年(男)の旅心なんだろうなと思います。でも、つまらない真面目で穏当な意見を言いますと、当時とは世界情勢も旅行事情も違うし、これから実際に海外一人旅デビューしたい人は、フツーにガイドブック等で下調べしたほうがいいと思います。
ほんとに旅券とお金と地図だけ持って出られたらかっこいいけどね。
どのくらい「深夜特急」シリーズを手本にして大丈夫かは、ご自分の度胸と技量と相談してください。。。