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現代アートビジネス (アスキー新書 61) (アスキー新書 61)

現代アートビジネス (アスキー新書 61) (アスキー新書 61)

現代アートビジネス (アスキー新書 61) (アスキー新書 61)価格    :\ 780 (税込)
著者   :小山 登美夫
発売日  :2008-04-10
発売会社 :アスキー・メディアワークス
評価    :★★★★★ ( 4 のレビューがあります)
ジャンル :新書
可能時期 :通常24時間以内に発送
ASIN   :4048700022


「現代アートビジネス (アスキー新書 61) (アスキー新書 61)」

のカスタマーレビュー

★★★★★ 

村上隆のフィギュアが6800万円だったワケ

 これまで別世界と思っていたアートのオークションの
ことや村上隆、奈良美智ら日本のアーティストの活動、
画商とギャラリストの仕事の違い、絵画の値段がどう
決まるかなど、現代アートの世界のまさに「今」が、
同時代に生きる人の言葉で明快に、透明に、生き生きと
語られています。
ある中国の新人作家の200万円だった絵が、ほんの数年で
アメリカで一億五千万円で落札されるいきさつなど、
アートは、良い・悪いとは別に、供給と需要が成立すれば
そこにマーケットができ、お金の流れが生まれる、という
表現には納得がゆきました。
同時に、絵を楽しみたいというコレクターの純粋な気持ちが
健全なアートマーケットを育てる基本、という考えに
大切な軸がぶれていないと感じ、素直に読めました。
素人でも現代アートとの距離が一気に縮まります。
自分とは無関係と思っていたアートフェア東京などに次回は
出かけてみたい、と思ようになりました。
この本で日本の現代アートシーンが活性化するかも。

★★★★★ 

アートはまず、楽しむこと

 プライマリーとセカンダリーのこと、アートフェアのことなど
タイトル通り「アートビジネス」のことが書かれていますが、
アートを楽しむこと、投機ではなく支援として作品を買うことを
繰り返し本の中で言っておられて、安心しました。

この本をきっかけに、現代アートに親しむ人が一人でも増えれば・・・
そんな思いが感じられる本に仕上がっています。

★★★★★ 

村上さんらの謎の一つが

 村上さんらのブレイク過程のなぞの一つが解けたように思います。
村上さんも日本の現状を嘆く本を出されていましたが、
アートを扱うビジネスとしての土壌が日本にはなさすぎるのかと。
アメリカなどは普通の小金持ちが、自分の価値観を基準にして気に入った
アートを普通に、花を買うように買っていくよう。
確かに、友人が先日、針金アートを20万円だして買っていたのを見て
狂気の沙汰だと周りが一時騒然となりました。
普通の人が普通に買えるアート、そして正当なものが正当に評価される
アート。
そうありたいです。

★★★★★ 

読んで良かった。

 数年前にSurvivart(サバイバート)というアーティスト団体がアートとお金に関するトークイベントを開催したときに、筆者の話を直接聞く機会があった。
一読して、筆者の問題意識は当時と全く変わりなく、本当に業界のレベルと規模の底上げを真摯に考えておられることに感服した。

業界の人にとっては知っていることばかりかもしれないから、アート関係者は必読、という訳ではない。けれど、日本の現代アート業界の現状についての共通認識とされている部分は、ほぼ過不足なくまとまっていると思う。
ちょっとアートの世界に興味を持っていたり、その世界で働きたいと考えている人は読んでおいて絶対に損はないはず。

個人的には、村上隆についてのくだりが良かった。他の人も語れるけれど著者が語ってこそと思っていたので、まさに我が意を得たり。この本で少しでも誤解が解けることを期待する。著者自身、村上へのリスペクトと、その上での村上の路線との違いについても巧みに語っておられる。

マーケットの面白い部分を分かりやすく挙げ、ギャラリストとマーケットとの微妙な関係についても、簡潔に触れている。ただ、初めてこの世界に触れる人には正直言ってピンと来ない部分もあるかも。
もちろん、狭い業界の事であり、様々な配慮もあったのだろう、仕方ない事かもしれないが、はっきりと言わずに行間で語っていることも多い。結果、ある程度知識がないと分かったような気になってしまう怖さもある。

業界に興味がある人や改革を考えている人は、この本を読み込めば、自分なりに追究していくべきことが浮かび上がってくるはず。

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